鋼鉄のうばたま

メタル好き主婦のごちゃ混ぜブログ

united・LIVE!渋谷サイクロン2018.8.18

2018年8月18日(土)

 

お盆休みも終わり、通常業務開始2日目の会社での朝、本日分の予定表を捲りながら私は上司にこう言った。

「今日、午後休んで良いですか?」

もう我慢は限界だった。

Volcanoのレコ発もタイミング悪く逃していたし、その上Unitedまで行けないなんて、どうかしてしまう。

優しい上司は「遊びは大事!」と快く承諾してくれた。

私はUnitedの公式HPで急いでチケットの予約をし、(←このシステム有難いね!)お昼で早退した。

地方民は色々大変なのだ。

ライブの事だけを考えると都民になりたくなるが、栃木LOVEなので頑張るしかない。

 

場所は再びの渋谷サイクロンである。

※前回=「> 千眼 ・LIVE!渋谷サイクロン 2018.4.6」([> https://www.iron-peyote.com/thousandeyes-live2018-4-6]

)

早く渋谷に着き過ぎた私は、遅めのランチと、ビール1杯とハイボール1杯で程良く燃料を補充する。

先行販売の物販でTシャツを購入し、Black EarthからUnitedに着替え、正に準備万端である。

 

開場時間になり中に入ると、Iron MaidenのPVが大型スクリーンにて上映されていた。

お陰で待機時間は全く退屈しなかった。

が、気持ちは逸らない訳が無い。

そわそわしながら今回のスペシャルゲストであり、期待大のIn For The Killの出番を待つ。

私、今回初めて観るバンドである。

 

ここで、今回の私の立ち位置なのだが、大概私はスタンディングのライブというと前から3~4列目辺りに自然と行く。しかし、今回は3歩も4歩も後ろに下がる。

Unitedは勿論初見という訳では無いのだが、常連というには程遠い(確か前座も合わせても4回目だ)ので、飲み屋の席と同じ感じで何となく遠慮していまう。

客とメンバーの関係・絆を毎回感じさせられる。

そして、勿論今回も大いに目の当たりにする事になるのだ。

 


In For The Kill

BGMの音量か急にデカくなり、観客席側が暗くなる。

瞬時に観客は反応し、歓声が上がる。

スクリーンが上がり、In For The Killの登場である。

何と堂々たる迫力の演奏!

畳み掛ける攻撃的なリズムが堪らない。

ジャンル的に言えばエクストリームメタルとか言うのに入るらしいんだけど、生で聴いてみると新しさを感じさせながらも往年のスラッシュメタルっぽさも感じられ、ストレートにガツンとおばちゃんの心に届いて非常に気持ちが良い。

てゆうか、MCで「こういうスラッシュメタルが~」とか言ってた気がする。←記憶力悪い

正直、ジャンルなんてどうでも良いんだが。まぁ、参考までに。

 

観客も暴れてまくりで大盛り上がりである。

ライブ受けが良いバンドという印象。

このペースでUnitedの最後まで持つの?若いの?あれ?若くない人も結構いるけど大丈夫なの?あぁ、それ私もだ(笑)

「今日は持ち曲全曲やるから」との事。

そう、このバンドはまだアルバムを1枚しか出していないのだ。

持ち時間が長く貰える事が多くなって正直困る事が増えたと言っていた。

じゃあ早めに新譜出さないとだねww

途中までギターの音が聴こえにくかった事だけが惜しまれるが(私の耳が腐ってるだけかも知れないが)、それ以外は本当に堂々たるもので、リズムの安定っぷりと、ボーカルの稲本さんの煽りも上手いし、ステージ慣れしてる感が凄い。歴は長いんだろうな。

速くて攻撃的な曲ばかりで、しかも飽きさせない。

たまに日本語に聴こえる箇所があると思ったら、実は殆ど日本語でしたって所がまた良いし面白い。

英語だと感情が乗せにくいから日本語にしているんだとか。

デスメタル界では今後こういうのが増えるんじゃないだろうか。どうだろう。

 

最初っから最後まで凄く楽しかった。

「あと2曲やるぞ」と言われた時、もうそんなに時間経ったのかと驚いたくらいだ。

今後どう成長していくのか、楽しみなバンドである。

IN FOR THE KILL

IN FOR THE KILL


United

※セトリは最後に記載してあります

 

In For The Killが去った後、また暫くBGMのIron Maidenを聴いて待つ。

実際は大して待たなかったらしいが、非常に長い時間に私は感じた。

やがてBGMが止み、S.O.Dの“United Forces”が流れる。

来た!!!

大歓声、そして曲に合わせての“United”の大合唱が嬉しくって堪らない。

獣の様な大歓声に包まれながら、メンバー達がゆっくりと登場する。

そしてSEは、United Forcesから新譜“Absurdity”のOPである“Absurdity”に切り替わる。

熱心なファンは皆ご存知だろうが、この“Absurdity”の英語の語りと共に聴こえてくるベース音は亡き横さんのである。

胸の奥の方からググっと不思議な緊張感が生まれ、身体が熱くなる。

 

1曲目は勿論、アルバムと同様の流れで“Settle My War”からである。

もう最初っから熱い熱い熱い!観客は踊り狂い、早々にモッシュピットが出来上がり、ステージからもガツンと気合の入った演奏が飛んで来る。

勢いのある疾走感とキレ、攻撃的なリフ・リズム、そして咆哮。

この日の様子を全体で言うと「THE・漢!!」だ。

いや、最早それを通り越して野獣と野獣がぶつかり合っているといった印象か。

湯浅さんも最初(多分)のMCで「渋谷、一番盛り上がるわ。やっぱホームだね。」と言っていた。

来た方としてはそう言われると褒められた様で嬉しい。

MCタイムは完全に観客との会話になっている。野次も多いが、そこにも勿論愛はある。

演奏中の野獣タイムからの温かい笑いに満ちた和やかタイムになる所が面白い。

メンバーの語り口は皆穏やかなのだ。湯浅さんなんてゆらゆらしながら「ん~」とかよくいうから若干お姉ぇっぽいんじゃないかとすら思う程だ。(すまんw)

ここで安心して欲しいのが、常に一見さんが置いてけぼりにならない空気も保っている所である。

2曲目の“Arise”は今回のアルバムの中でも、私が好きな曲の1・2位を争う曲であり、嬉しくってはしゃぎまくる。

先程、疾走感とアグレッシブさを言ったが、Unitedはドラマチックな曲構成も素晴らしいと思っている。メリハリがあるというか、非常に暴力的に簡単に言うと、カッコいい!!(笑)

ここで、私はハリー先輩(g)に目を奪われた。

非常に厳しい目で神経を張り巡らせて周囲を見ているその姿はまるでメイデンのSteve Harisの様だ。マジで重なって見えた。元々オーラがある方なのだが、更に鬼気迫るものがあった。

しかしそれは前半だけの様で、後半辺りには和らいでいる様に見えた。

 

ところが、3曲目の“Most Crew“終盤で事件勃発。

なんと慎吾さん(g)のアンプヘッドが死ぬ!

「ヒューズが飛んでた。そりゃ音でないわw」と慎吾さんが困り顔で笑っていた。

湯浅さんが「1曲削ろうか?」と言ったが、観客から即効のブーイング。

「わかった!ちゃんとやる。予定通りやるからw」となだめ、4曲目は往年のファン歓喜の“Combat!”がスタート。

アンプは信じられないスピードで復旧。

これは流石としか言えない。

途中途中で、自分の腐った耳を“これ・・聴こえるよな?”と疑った。

これは長年共にしたクルーの対応が素晴らしく、急遽会場の用意したマーシャルに切り替えたんだそうだ。

Twitterで慎吾さんが「パワーアンプしか使ってませんがマーシャルの方が5150よりスッキリ抜けますね~」と語っていた。貴重な音を聴いていたという訳だ。

「何十年も一緒にいるクルーなので再開も早かったんだと思います。」というクルーとの信頼関係も感じさせるのツイートもあった事も加えておこう。

 

少し話変わるけど、慎吾さんの今回のポスターの顔が“懲役300年”みたいな恐ろしい顔でとても良くて好き。

BURRN!の9月号インタビュー記事の写真もなかなかで、見た時「生まれ変わったらこういう顔になりたい」とすら思った。

まぁ、実際目にすると笑顔も喋り方も穏やかでキュートなので、最強の“ギャップ萌えマン”である。

 

閑話休題

そしてちょっと巻き目に・・・

 

“Combat!”の後は湯浅さん参加の7枚目、“CORE”から、“Hell Break Loose”と“Hate Yourself.Hate Your Own Kind”と2曲続く嬉しい選曲。

そして再び新譜から。

「みんなアルバム聴いてくれた?」との湯浅さんの問いに強く頷く私。

観客から「すっごい聴いた!」「超聴いた!!」との声が上がり、これにも激しく頷く。みんな一緒だ。

この日「良いのが出来た」と湯浅さんから2回、慎吾さんから1回は聞いたと思う。(ハリー先輩も言ってたかも。でもこれは自信無い。)

全身の血が沸く、凄く良いアルバムなので、まだの方は是非!

 

“超聴いた”証とするかの様に、“Dead By Dawn”では特に大合唱が起きていた。

モッシュ、ダイブも盛んだ。

「本当に聴いてくれたみたいだね。もっともっと聴いて。そんで、俺が歌わなくて良いくらいにさ。」と湯浅氏。

続いて再び6枚目から“Distorted Vision”に続いて、1枚目の“Unavoidable Riot”。

やはり初期曲は特に熱気が凄い。

ここで慎吾さん、「最近、古い曲は思い出すの大変なのよ。最近の曲はよく覚えてるんだけど・・・」とまさかのおじいちゃん発言ww照れ笑いしながら言う姿はやはりキュート。演奏はあんなにカッチリとキマってるのに。

まぁ、そんな事書いてる私も今、「あれ?これってここでの発言だったかな?」とかなり自信が無いババァなのだが。

 

続いて湯浅氏が「ジョージさん世代」と呼んでいる3枚目「N.O.I.Q」の中で一番早い曲“Revenger”の演奏が始まる。

モッシュピット内は激しさを増し、私は喉が潰れる程歌った。

私はこのアルバムからのファンである。

BURRN!前編集長の酒井さんのラジオでゲストで出てた回で、初めて知ってアルバムを買い、「なんて激しくて尖ってて面白くてカッコ良いんだ!」と衝撃を受け、毎日の様に聴いた。懐かしのJK時代。

 

更に2枚目の“Violence Jack”へと続き、凶悪な曲に会場の酸素は更に薄まる。

こういう曲があって、こういう場があるから毎日がクソでもやっていける。

開場には、ここで発散しないと社会に迷惑が掛かりそうな風体の者達ばかりだ。(失礼!)

メタルは激情のカタルシスだと常に思っている。

Unitedの曲に身を任せ、暴れられるだけ暴れて、叫んで、笑って、日常の全てを何クソとやっつけるのだ。

熱い演奏に熱い観客で、実際問題、会場が熱い。ほぼ満員状態だったので空気も若干薄め。たまに眩暈を覚えては何度も気合で持ち直した。

 

ちょいちょいMCが入る。

ファンとのコミュニケーションを大事にしているのかも知れない。

「調整の時間でもある」と中盤くらいで湯浅さんが言っていたけど。MCの最後に「そろそろ良いかな?」とよく言ってたのは私達に向けられた言葉だと思ってたけど、メンバーに向けられてたっぽい。

「みんな喋りながら出来ないんだって」と。

「俺は出来るよ。前は弾いてた事あんだけど。」

へー、すげえな。と、思っていたら

「みんながさ、“ウェーイ”とか“ゥオー”とか色々言ってくるじゃん?それに“ん~♪”とか“んふ~♪”とか答えながら、こう調整して・・。」

・・・って、それ殆ど“喋りながら”じゃ無ぇじゃねぇかwww

とまぁ、こんな感じの和やかなMCが多い。

沢山話してくれるんで思い出してたらキリが無い。

湯浅さんは声も良いし表現力もあるし良いフロントマンだね。

 

最後は新譜から3連続。“Don't Ever Let Me Down”、“Alive”、“Fabricated The Justice”だ。

“Alive”はやる前に湯浅さんが「俺からのラブレター」と言っていた。

魂の籠った歌。

そして「生きてまた会おう」と。この言葉の重み・・・。

あぁ、そう言えば、「(収録スタジオがある)御殿場帰れ」(酷いww)だの「ちゃんとやれ」だの「太ったな」だの沢山野次が飛ばしていたけど、誰も横さんの事言わなかったな。野暮になるってみんな分かってたんだな。

“Alive”から続く“Fabricated The Justice”は新譜ラストの曲。

アルバムではギターを無機質に繰り返しチョーキングし、まるで病院の心電図の様な音と横さんの声が混じり合って終わるが、このライブでは慎吾さんが無造作に弦をかき鳴らしたままスタンドに置いてステージを去った。

誰も居なくなったステージから暫くギャワーーーーーというノイズだけが響き渡り続けた。

Unitedコールが即座に始まる。

メンバーが出て来るまでずっと、静かになる瞬間が全く無かったのが凄い。

 

再びステージに戻り、マイクスタンドに向かって話し始めたのはジョージさんだった。

ステージ前に入れず、入口付近にいる観客達を見て不憫に思った優しいジョージおじさんが「もっと中においでよー。中の人もっと詰めてあげてー。入って入ってー。」と促してくれる。

そして・・「S.R.Sが始まるよー」と手招きしながらの次曲ネタバレww

ビール片手に戻った湯浅さんに軽く咎められる。

アンコールは2曲、“S.R.S”と“Sniper”である!

まだそんなに体力残ってたんか!と驚く程の熱狂ぶり。

攻撃的なリフの嵐。

アンプの後ろからIn For The Killのメンバーも超笑顔でノリノリである

絶え間無く起こるダイブ。最高の遊び場。

こんなに上がりっぱなしのライブはただただ凄ぇとしか言えない。

ステージからの音のパワーで時間が高速で過ぎて行く。

 

あっという間に2度目の退場。

先程より激しくUnitedコールが起きる。

 

セカンドアンコール

野獣の歓声に包まれてメンバー再登場。

ここでもジョージさんが再び「みんな集まれーー」と見え難そうな人達を呼び集める。

流石に2度目のネタバレは無く、「In For The Kill良かったよねー。」と褒める。

彼らの曲“ Born To Be A Killer”を文字ってAKIRAさんを弄ってみたりしつつ、次回、再び彼らと一緒に演る事になった事を告知。

「俺が言うって事は茨城でやるという事です」

ここで人一倍歓声を上げたのは栃木県南在中の私です。他は反応ちょっと薄かった・・・。

「OZフェスやります。」と。(ジョージさんが経営するSOUND STUDIO OZ主催のライブイベント)

これ、ついノリで言っちゃったらしいwww

開催日の12/16は日曜日だし、車で1時間ちょいの場所(つくばPARKDINER)なので絶対行こうと思う。あ・・、酒飲めない・・・。

 

ここで(だったかな?)慎吾さんが信じられないボケをかました事が発覚。

ビール取りに行ってギターを忘れてくるwww

湯浅さんに「一本だけだよ?」と言われ、嬉しそうに飲む慎吾さんキュート。

「血圧高いからね」という発言に、楽しさのあまり我慢出来なかった事が伺える。

ずっと健康で長生きして頂きたい。

その後もライブ告知や、観客との会話などたっぷり。

この辺りは面白かったんだけど、記憶が錯綜してたり抜けていたりしてる事もあり、書くと意外とグダったので削除。

まぁ、ラウパ無くなって悔しいとかそんな話しつつ、「そんな悔しさとかさ、色んなもの乗り越えてさ」と湯浅氏。

この発言で観客は次の曲を感付く。

「色んな線超えてこ!!」と曲が始まる。

勿論名曲“Cross Over The Line”である!!!

再びの轟音に観客は弾ける様に騒ぎ出す。

空気が薄い中、本当に野獣達は元気だ。

これ以上無い位お祭り騒ぎになったと思ったんだが、続くラスト曲“united”では更に凶暴さを増す。

ダイブは勿論ひっきりなし。

私達観客も、Unitedのメンバーも、全てを出し切ってぶつかり合って楽しんでいる様だ。

湯浅さんの咆哮が野生を目覚めさせ、ハリー先輩と慎吾さんのギターのリフが、ソロが、胸を熱くさせ、AKIRAさんとジョージさんのリズムが血をたぎらせる。

共に叫ぶ様に歌い、踊り狂う喜びに酔いしれる。

最高の、本当に最高の夜である。

 

あっという間だった。

SEでJudas Priestの“United”が流れ出し、本当に終わりだと告げられる。

最後はIn For The Killのメンバーを呼び、観客席を背に一緒に写真を撮って終了。

メンバーが去る時にはHEAD PHONES PRESIDENTのAnzaさんが歌う鎮魂歌、“May”が流れた。これには涙腺が緩みはぐる。

 

 

ドリンクバーでビールを貰い、飲んで休憩してから出ようと壁にもたれかかって暫し浸っていると、何と、BURRN!の前田さんとAnzaさんが、ファンと写真を撮られているではないか!

わー!生で聴きたかったなーーー!と思わずにはいられなかった。

これは私だけじゃなく、多くの方がそう思っているに違いない。

いつか叶えて欲しいなぁ。

 

足と首と喉の痛みを感じつつ、電車に乗り込み栃木に帰る。

本気で短い時間だと半ば不満に思っていたのだが、セトリを確認すると、全部で19曲も演ってくれてたので、全然短くなんて無かった事に後から驚いた。そして心の中で謝罪した。

しかし、もっと観たいという欲求は止まらない。

また会おう!United!!!

 

~セトリ~

1.Settle My War(10th)

2.Arise(10th)

3.Most Crew(6th)

4.Combat!(2nd)

5.Hell Break Loose(7th)

6.Hate Yourself.Hate Your Own Kind(7th)

7.Trapped Fake World(10th)

8.Dead By Dawn(10th)

9.Distorted Vision(6th)

10.Unavoidable Riot(1st)

11.Revenger(3rd)

12.Violence Jack(2nd)

13.Don't Ever Let Me Down(10th)

14.Alive(10th)

15.Fabricated The Justice(10th)

アンコール

S.R.S(2nd)

Sniper(1st)

アンコール2

Cross Over The Line(6th)

united(4th)

 

ABSURDITY

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