私がKalmahを知ったのは今年の4月である。
千眼のライブを観に、渋谷サイクロンへ向かう途中に寄ったCDショップでBGMとして流れていたのを聴き、あっという間に虜になった。
そんな中の5月末頃、Evoken de Valhall Production様からKalmah再来日決定のツイートがあり、私は嬉しさのあまり飛び上がった。
流石Evoken様である。
2年前の初来日が「奇跡の来日」と言われていると知り、発売発表まで本当に来るのかドキドキしていた。
初夏は千眼とKalmahばかり聴いて過ごした。
そして月日は流れ8月、ついに発売日発表。
なんと千眼がスペシャルゲストとして参加とあるでは無いか!
こんな美味しい事ってあるのか!!
勿論発売日に即購入。
あまりにも楽しみで、逆にリアリティを失った状態で11月23日を待った。
やっと現実味が沸いたのは下北沢ガーデンの前に立った時だった。
開場1時間前に着いてしまったので、近くの焼き鳥屋でビール2杯と焼き鳥3本を胃袋に納め、気分を高めていった。
顔がニヤつきそうなのを何とか抑える。
物販でKalmahのTシャツをゲット。
早速着替える。
KalmahのTシャツに、元々着ていた千眼のパーカーを脱ぎ、腰に巻く。
周りを見てみると、似た様な仲間が多い。
KalmahのTシャツ&千眼のリストバンドなど。
実際に「どっちも好き!どっちも応援したい!」といった声があちらこちらで聞こえるので、改めてこの組み合わせを考えてくれたEvoken様は凄い。
余談だが、千眼のパーカーは良い。
素材が良く、少し厚手で温かいし、デザインも良い。
仕事着の上に着ても丁度良く、本当に毎日の様に着ている。
旦那にも買ったら相当気に入った様で、週末はいつも着ている。
因みにオンラインショップでも買えるようだ。
前置きが長くなり過ぎた。
いい加減、話を進めよう。
いよいよ開演である。
Die From Sorrow
今回、前座として中国のバンドであり、あのヴァッケンのメタルバトルで優勝した、Die From Sorrowというバンドが来てくれた。
何の予習もせずに、ただどんな音楽が聴けるのか楽しみにしていた。
これが完全に度肝を抜かれる。
ドラマティックな曲展開、安定した演奏、聴かせる印象的で美しい旋律、力強いリズムと歌声(デスボ)・・。
演奏力の高さから、かなりの場数を踏んで来たのではないかと伺える。
後情報によると地蔵の様に動かない者も多かったと聞くが、若干前の方に居た私はそうは思わなかった。
多くの者が惹き込まれて楽しんでいる様にさえ思えた。
↓まぁ、地蔵に見えるわな。どちらかと言うと真剣に聴いてた者が多い、か。
かなり叔情的なメロデスであり、正統派でありながらモダンさも感じられ、これはかなりファンを獲得したのではないかと思われる。
ギタリストがイケメンと言う声も。(上の画像の一番左)
此処まで褒めちぎっておいてなんだが、正直言うと私には綺麗過ぎて物足りない。
これは完全に好みの問題だ。
私はメロデスに対してはどうしても狂気や禍々しさ、破壊、獰猛さを求めてしまうからだ。
このバンドにもそれは何処かにあったかも知れないが、足りない。
私の闇がざわつき胸の奥から引っ張り出され慰められる感覚までには至らなかった。
うーん・・・。自分でもどっか損してるとは感じるんだが、こればかりはしょうがない。
ただ勿論、レベルの高い良質のバンドが聴けたという満足感はあった。
現在、日本ではCDが入手困難らしく、今回の物販で買えた方はラッキーと言えよう。
演奏が終わるや否や、物販にすっ飛んで行った方も実際に居た。
Die From Sorrowの今回のセトリは分からないが、
In the eye of the stormという曲を2曲目か3曲目に、ラストにBay of mist という曲を演ってくれた事だけは後日分かった。
THOUSAND EYES
続いて、我が日本が誇る若きメロデスバンド、THOUSAND EYESの出番である。
暗転するや否や大いに沸く観衆。
今年の2月に発売された3rdアルバム、Day of salvationのOP曲であるDawn of despairがSEで流れる。
歓声の大きさから、人気の高さが伺えて嬉しい。
勿論1曲目はDay of salvationからであり、観客のテンションは早々に上がり、モッシュピットが出来上がる。
サビで起こる大コーラス。
↓余談だが、千眼の幕が小せぇ・・・
Dawn of despair(SE/3rd)
Day of salvation(3rd)
Dead night,moonlight(1st)
Bloody empire(1st)
Lost forever(3rd)
Last rebellion(1st)
Rampage tyrant(3rd)
Cold blood(3rd)
One thousand eyes(2nd)

DAY OF SALVATION (初回限定盤:CD+DVD)
- アーティスト: THOUSAND EYES
- 出版社/メーカー: BLOODY EMPIRE
- 発売日: 2018/02/21
- メディア: CD
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Kalmah
さていよいよ!今回のメインであるKalmahの出番が迫る!!
満を持してコッコ兄弟揃っての来日とあって会場は超満員となり、一歩ずつ前に詰めてとのアナウンスが流れる。
ソールドアウトになるのは結構早かったと周りの会話で知る。発売日に買って本当に良かった。
暗転すると観客側から弾けんばかりの雄叫びが上がる。無論私も。
1曲目は新譜からの曲だと思っていたが、2ndからのSwamphellからのスタート!!
待ちに待ったメンバーが目の前に現れ、この耳で!この目で!体感出来る喜びにも血が沸き立つ。
が、若干音が弱めなのが少しだけ気になった。
千眼の時にスピーカーの近くに押し流されてしまい、爆音を右耳にバシバシ浴びていたから余計そう感じたのかも知れないが。
実際、この日は音響トラブル多し。
2,3度次の曲になかなか移れない時があった。
しかし、曲の雰囲気からは想像もつかない、ペッカのひょうきんな人柄のお陰で、トラブル発生中も和やかな空気に包まれ、楽しい時間となった。
新譜からの曲が出たのは3曲目で、The evil kinだった。
これは私もお気に入りの曲で、今回演ってくれて凄い嬉しい!
ミドルテンポのノリの良いリズムで、出だしから全員飛び跳ねる。やはり皆で踊れる楽しい曲だ。
サビでのコーラスも腕を振り上げて皆イキイキと歌う。
新譜からの曲はこの後暫く無く、あと2曲だけだ。
初めて観る私としては、新旧織り交ぜての名曲揃いのセットリストで非常に嬉しい。
正直、まだ全部のアルバムを聴いた訳では無いのだが、今回のライブで早く全アルバム揃えたい気分に拍車がかかった。
このセットリストでファンが盛り上がらない訳が無く、2回目の来日とは思えない程、ファンとの一体感が凄い!
モッシュピットが出来、程好いタイミングで皆思い思いに暴れ、サビでは必ず大コーラスが発生する。
これはメンバーを、とりわけティモを喜ばせた。
大コーラスが起こる度にティモは“信じられない”といった様子で目を輝かせ、終いにはワクワクした顔で“次の曲も一緒に歌って!”と私達にリクエストまでしていた。※ヒアリングは出来ないが、多分そうだ。
ペッカ兄ちゃんは日本語を少し覚えていた。
「アサヒ」と「ハヤク」である。
アサヒはそうとうお気に召した様で、ステージ上で缶を掲げ、しきりに「アサヒ!」と言うのが笑える。
そして一気飲みして歓声をもらうが、それはノンアルコールだった。飲めないんかいww
「ハヤク」は何でか知らないが覚えたらしい。
これがトラブル発生時に役に立った。
早くー!と観客が言えば和やかな笑いに包まれる。ただそれだけだが、楽しく嬉しいものだ。

Swamphell(2nd)
Pikemaster(7th)
The evil kin(8th)
The groan of wind(4th)
Hollow heart(2nd)
Moon of my nights(3rd)
Seventh swamphony(7th)
12 gauge(6th)
Take me away(8th)
Blood ran cold(8th)
Heroes to US(3rd)
-----------encore
The black waltz(4th)
Hades(1st)

- アーティスト: カルマ
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2018/04/04
- メディア: CD
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