鋼鉄のうばたま

メタル好き主婦のごちゃ混ぜブログ

Kalmah&Thousand Eyes-2018.11.23下北沢ガーデン

私がKalmahを知ったのは今年の4月である。

千眼のライブを観に、渋谷サイクロンへ向かう途中に寄ったCDショップでBGMとして流れていたのを聴き、あっという間に虜になった。

そんな中の5月末頃、Evoken de Valhall Production様からKalmah再来日決定のツイートがあり、私は嬉しさのあまり飛び上がった。

流石Evoken様である。

2年前の初来日が「奇跡の来日」と言われていると知り、発売発表まで本当に来るのかドキドキしていた。

初夏は千眼とKalmahばかり聴いて過ごした。

そして月日は流れ8月、ついに発売日発表。

なんと千眼がスペシャルゲストとして参加とあるでは無いか!

こんな美味しい事ってあるのか!!

勿論発売日に即購入。

あまりにも楽しみで、逆にリアリティを失った状態で11月23日を待った。

やっと現実味が沸いたのは下北沢ガーデンの前に立った時だった。

 

開場1時間前に着いてしまったので、近くの焼き鳥屋でビール2杯と焼き鳥3本を胃袋に納め、気分を高めていった。

顔がニヤつきそうなのを何とか抑える。

開場時間直前なって列に並び、時間になりぞろぞろと地下に潜っていく黒い集団達。

物販でKalmahのTシャツをゲット。

早速着替える。

KalmahのTシャツに、元々着ていた千眼のパーカーを脱ぎ、腰に巻く。

周りを見てみると、似た様な仲間が多い。

KalmahのTシャツ&千眼のリストバンドなど。

実際に「どっちも好き!どっちも応援したい!」といった声があちらこちらで聞こえるので、改めてこの組み合わせを考えてくれたEvoken様は凄い。

余談だが、千眼のパーカーは良い。

素材が良く、少し厚手で温かいし、デザインも良い。

仕事着の上に着ても丁度良く、本当に毎日の様に着ている。

旦那にも買ったら相当気に入った様で、週末はいつも着ている。

因みにオンラインショップでも買えるようだ。

THOUSAND EYES-Online Shop

前置きが長くなり過ぎた。

いい加減、話を進めよう。

いよいよ開演である。


Die From Sorrow

今回、前座として中国のバンドであり、あのヴァッケンのメタルバトルで優勝した、Die From Sorrowというバンドが来てくれた。

何の予習もせずに、ただどんな音楽が聴けるのか楽しみにしていた。

これが完全に度肝を抜かれる。

ドラマティックな曲展開、安定した演奏、聴かせる印象的で美しい旋律、力強いリズムと歌声(デスボ)・・。

演奏力の高さから、かなりの場数を踏んで来たのではないかと伺える。

後情報によると地蔵の様に動かない者も多かったと聞くが、若干前の方に居た私はそうは思わなかった。

多くの者が惹き込まれて楽しんでいる様にさえ思えた。

↓まぁ、地蔵に見えるわな。どちらかと言うと真剣に聴いてた者が多い、か。

グッとくる儚くも美しいギターの音色には思わず目を閉じて浸ってしまう。

かなり叔情的なメロデスであり、正統派でありながらモダンさも感じられ、これはかなりファンを獲得したのではないかと思われる。

ギタリストがイケメンと言う声も。(上の画像の一番左)

此処まで褒めちぎっておいてなんだが、正直言うと私には綺麗過ぎて物足りない。

これは完全に好みの問題だ。

私はメロデスに対してはどうしても狂気や禍々しさ、破壊、獰猛さを求めてしまうからだ。

このバンドにもそれは何処かにあったかも知れないが、足りない。

私の闇がざわつき胸の奥から引っ張り出され慰められる感覚までには至らなかった。

うーん・・・。自分でもどっか損してるとは感じるんだが、こればかりはしょうがない。

ただ勿論、レベルの高い良質のバンドが聴けたという満足感はあった。

現在、日本ではCDが入手困難らしく、今回の物販で買えた方はラッキーと言えよう。

演奏が終わるや否や、物販にすっ飛んで行った方も実際に居た。

Die From Sorrowの今回のセトリは分からないが、

In the eye of the stormという曲を2曲目か3曲目に、ラストにBay of mist という曲を演ってくれた事だけは後日分かった。


THOUSAND EYES

続いて、我が日本が誇る若きメロデスバンド、THOUSAND EYESの出番である。

暗転するや否や大いに沸く観衆。

今年の2月に発売された3rdアルバム、Day of salvationのOP曲であるDawn of despairがSEで流れる。

歓声の大きさから、人気の高さが伺えて嬉しい。

勿論1曲目はDay of salvationからであり、観客のテンションは早々に上がり、モッシュピットが出来上がる。

サビで起こる大コーラス。

↓余談だが、千眼の幕が小せぇ・・・

千眼の音楽を敢えて短く例えるなら、怒りと嘆きだ。
畳み掛ける暴力的な激しさと、胸に迫る旋律美しさのバランスが非常に心地良い。
 
このバンドの中心人物は勿論、リーダーであるギターのKOUTAさんなのだが、他のパートの技術力や個性も輝いていて、全員に目が離せない。
この辺りのバランスも本当に素晴らしいと思う。
其々が千眼にとってベストの演奏を心得ている様で、音楽職人のカッコよさを感じる。
特にAKIRAさんのカッコいい不思議なオーラは何なのか・・・。

道元さんがMCでEvokenさんへの感謝を述べていた。
これは此処にいる殆どの者が同じ思いであっただろう。
 
前回観た時よりも随分と肩の力を抜いて楽しんで演っている印象だった。
特にKOUTAさんの表情がくるくる変わって見ていて面白い。
 
後のセトリを見てお分かり頂けると思うが、新譜から半分、旧作から半分といった内容だった。
1曲1曲に血が騒ぐ。
欲を言えばもっと聴きたい曲があったのだが、時間が短いので仕方ない・・。
 
道元さんが「慟哭の暴君がーっ・・」と叫べばRampage tyrantが始まる。これはお決まりのパターンになったのか。
観客のボルテージが最高潮に上がる。
これでもかと迫り来る激しい怒りと嘆きのリフとリズムの荒波に観客が一体となり、音と人の波に呑まれて快感となる。
道元さんの表現豊かなデスボイスでの咆哮は、ドラムとベースの音に乗りながら、抑制された私の中の怒りと嘆きと狂気の、心地よいカタルシスとなり、二人のギタリストの旋律が嘆きながら慰みとなって癒してくれる。
 
まだまだこれから!と思っていた矢先、何と耳を疑う「最後」という言葉。
締めくくりは今回唯一セカンドからの曲となった、One thousand eyesだ。
短ぇ!もっと観たい!!と惜しむ気持ちを、良曲パワーに乗って全力の応援の叫びに変えてステージ上にぶつけていく。
勝手にKalmahより少し短いくらいの時間だろうと思っていたので少々残念だ。
また近い内に観れる事を願う。

 

Dawn of despair(SE/3rd)

Day of salvation(3rd)

Dead night,moonlight(1st)

Bloody empire(1st)

Lost forever(3rd)

Last rebellion(1st)

Rampage tyrant(3rd)

Cold blood(3rd)

One thousand eyes(2nd)

 

DAY OF SALVATION (初回限定盤:CD+DVD)

DAY OF SALVATION (初回限定盤:CD+DVD)


Kalmah

さていよいよ!今回のメインであるKalmahの出番が迫る!!

満を持してコッコ兄弟揃っての来日とあって会場は超満員となり、一歩ずつ前に詰めてとのアナウンスが流れる。

ソールドアウトになるのは結構早かったと周りの会話で知る。発売日に買って本当に良かった。

暗転すると観客側から弾けんばかりの雄叫びが上がる。無論私も。

1曲目は新譜からの曲だと思っていたが、2ndからのSwamphellからのスタート!!

待ちに待ったメンバーが目の前に現れ、この耳で!この目で!体感出来る喜びにも血が沸き立つ。

が、若干音が弱めなのが少しだけ気になった。

千眼の時にスピーカーの近くに押し流されてしまい、爆音を右耳にバシバシ浴びていたから余計そう感じたのかも知れないが。

実際、この日は音響トラブル多し。

2,3度次の曲になかなか移れない時があった。

しかし、曲の雰囲気からは想像もつかない、ペッカのひょうきんな人柄のお陰で、トラブル発生中も和やかな空気に包まれ、楽しい時間となった。

新譜からの曲が出たのは3曲目で、The evil kinだった。

これは私もお気に入りの曲で、今回演ってくれて凄い嬉しい!

ミドルテンポのノリの良いリズムで、出だしから全員飛び跳ねる。やはり皆で踊れる楽しい曲だ。

サビでのコーラスも腕を振り上げて皆イキイキと歌う。

新譜からの曲はこの後暫く無く、あと2曲だけだ。

初めて観る私としては、新旧織り交ぜての名曲揃いのセットリストで非常に嬉しい。

正直、まだ全部のアルバムを聴いた訳では無いのだが、今回のライブで早く全アルバム揃えたい気分に拍車がかかった。

このセットリストでファンが盛り上がらない訳が無く、2回目の来日とは思えない程、ファンとの一体感が凄い!

モッシュピットが出来、程好いタイミングで皆思い思いに暴れ、サビでは必ず大コーラスが発生する。

これはメンバーを、とりわけティモを喜ばせた。

大コーラスが起こる度にティモは“信じられない”といった様子で目を輝かせ、終いにはワクワクした顔で“次の曲も一緒に歌って!”と私達にリクエストまでしていた。※ヒアリングは出来ないが、多分そうだ。

 

ペッカ兄ちゃんは日本語を少し覚えていた。

「アサヒ」と「ハヤク」である。

アサヒはそうとうお気に召した様で、ステージ上で缶を掲げ、しきりに「アサヒ!」と言うのが笑える。

そして一気飲みして歓声をもらうが、それはノンアルコールだった。飲めないんかいww

「ハヤク」は何でか知らないが覚えたらしい。

これがトラブル発生時に役に立った。

早くー!と観客が言えば和やかな笑いに包まれる。ただそれだけだが、楽しく嬉しいものだ。

鋼鉄成分薄めの私の旦那が、私の車内で流れていたKalmahの曲を聴き「随分綺麗で聴き易いバンドだね。」と言って驚かされた事がある。
確かにそうなのだ。
ペッカが“沼メタル”と呼んでいるだけあって、沼から這い出た様なおどろおどろしい雰囲気は勿論あるし、特にペッカのボーカルの声質が実に“沼”っぽいと思っている。
しかし、メランコリックでシンプルで伝統的な、聴き手の耳にスッと入っきて、気付いたら口ずさんでる様な、馴染みやすいメロデスなのだ。
その泥臭さと美しさのバランスが癖になるのかもしれない。
 
中弛みする事なく、11曲目のHeroes to USが終わり、アンコールへと移行する。
これが早い!引っ込んだと思ったら1分足らずで戻ってきたww
音響トラブルで時間が押してしまったのだろうか。
 
アンコールはThe black waltzとHadesの2曲。
想像に容易いだろうが、大熱狂だ。
満足気に演奏する各メンバーの姿をしっかりと目に焼き付けながら、残されたパワーを出し切って応援する。
来てくれてありがとう!好きだ!貴方達は最高だ!だからまた来てくれ!!
そう想いを込めながら。
 
無人となったステージにも声援を送るが、無情にも客席のライトが点く。
半ば恍惚となって会場を去る。
周りも似た様な状態の者達ばかりに見えた。
大変満足度の高い楽しい夜だった。
勿論それは、この3バンドだったからこそである。
 
Kalmah!THOUSAND EYES!Die From Sorrow!そしてEvokenさん!
本当にありがとうございました!!
 
 
今回はこの日以降、体調を崩してしまい、かなり日数が経ってからの書き出しで、いつも以上に曖昧な内容で申し訳ない。
私自身、健忘録としている所が大きいので悔しい。
とにかく、内容の充実した夜だった事は間違いなく、ペッカは日本を去る時に冗談交じりではあるものの、「また来年!」と言ってくれたらしいので、実現したら興味のある方は是非その目で確かめて欲しいと思っています。
次はもっと大きい会場になっているかも知れませんね(希望)。

 

Swamphell(2nd)

Pikemaster(7th)

The evil kin(8th)

The groan of wind(4th)

Hollow  heart(2nd)

Moon of my nights(3rd)

Seventh swamphony(7th)

12 gauge(6th)

Take me away(8th)

Blood ran cold(8th)

Heroes to US(3rd)

-----------encore

The black waltz(4th)

Hades(1st)

 

蒼炎

蒼炎